女性に多く発生する外反母趾。
症状が進行すると歩くのが苦痛になってしまい、仕事や日常生活に大きな影響を与えてしまいます。
この記事では、
- 外反母趾とは
- 原因
- 対処法
について詳しく解説していきます。
ぜひ、ご覧ください。
外反母趾とは?
外反母趾とは、足の親指が「く」字に曲がってしまう症状のこと。
より具体的にいうなら親指が人差し指の方に曲がり、さらに第1中足骨(足の甲の部分の骨)も同時に内側へ曲がっている状態です。
靴を履く文化がある国でよく見られる疾患であり、男性よりも女性に多く発生します。
とくに30〜50代に症状が悪化しやすく、日常で履いていた靴が履けなくなってしまったり、歩くのが苦痛になったりすることが多いですね。
外反母趾が進行するとどうなるの?

参照:吉野整形外科
外反母趾が進行すると、まず人差し指や小指の付け根にタコ(胼胝)ができてきます。
これは骨の位置が大きく変わってくることや足のアーチが低下してしまいことで、人差し指や小指の付け根に負担が集中してしまい発生するもの。
さらに外反母趾が進行してくると、足の裏のタコだけでなく親指の付け根部分に炎症を起こしてしまいます。

参照:吉野整形外科
この炎症は皮下滑液包炎と呼ばれ、強い痛みや腫れを発生させてしまい日常生活に大きな影響を与えてしまうことが多いですね。
そして最終的には、親指と人差し指の位置関係が壊れてしまい関節が脱臼。

参照:吉野整形外科
親指は捻じれ、人差し指の下に入り込んだ状態になってしまうのです。
外反母趾のチェック法
外反母趾のチェック法はいくつかありますが、自分でチェックする場合は角度を見るのが良いでしょう。

参照:TENTIAL
- 15°未満:正常
- 15〜20°:軽症
- 20〜40°:中等度
- 40°異常:重症
正確な計測には分度器が必要ですが、上から見てなんとなくどの程度曲がっているか判断できると思います。
また、角度ではなく症状でも自己チェックすることができますよ。
- 親指付け根が赤い・腫れている
- 歩いていると靴が親指にあたり痛い
- 親指や人差し指の関節の下が痛い
もしも、上記の項目に当てはまれば外反母趾である可能性があります。
外反母趾は放置すると、変形が大きくなってしまい日常生活に大きな支障をきたすようになってしまいます。
「もしかしたら外反母趾かも…」と思った時点で対策を取るのがおすすめです。
外反母趾の原因
外反母趾の原因で最も多いのは靴です。
女性に外反母趾が多いのも靴の形が関係しており、とくにヒールは大きな影響を与えてしまいます。
なぜなら、ヒールように先が尖った靴を履くと、靴の中で長期間圧迫されてしまい親指の関節部分に負担がかかってしまうからです。
また、長時間靴を履くと足全体がむくみます。足がむくむことでより靴の中で圧迫を受け、関節に負担がかかるようになってしまうことに。
ヒールを長時間履くような仕事をしている女性は物理的に外反母趾が発生しやすく、そのため症状に悩んでいる方が多いのですね。
外反母趾の対処法
外反母趾の対処法で代表的なものは
- インソール
- 矯正装具
です。
インソールとは、靴の中にいれる中敷きのこと。
外反母趾の方は扁平足になっていることが多く、それによってより症状が悪化してしまうと言われています。
インソールをいれることで足のアーチを正常に近づけることができ、症状の進行を食い止めることができる可能性があります。
また、矯正装具とは親指が正しい位置にあるように矯正してくれる装具のこと。
関節の位置を正しい位置に戻すため、悪化防止や歩く際に補助として人気が高いです。
まとめ
外反母趾は親指が曲がってしまう疾患のことで女性に多く見られます。
ヒールを履くことの多い女性で特に発症し、痛みや腫れを伴い日常生活に支障をきたしてしまいます。
放置しておくと歩くのが苦痛になったり、ひどい場合には手術を検討しなければいけなくなってしまうことも。
できるだけ早い段階で治療を行うようにすることが大切です。
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