外反母趾は複数の要因が重なって起こると考えられており、それを特定するのはなかなか難しいです。
しかし、この記事に書いてある原因の中に当てはまるものがあれば自分で痛みを解消できるヒントになるかもしれません。
ここでは外反母趾の原因と悪化する要因について代表的なものを紹介しています。
ぜひ、ご覧ください。
外反母趾とは?
外反母趾は簡単に説明すると、親指が人差し指方向にくの字に曲がってしまった状態のことを言います。
関節の位置関係がずれてきてしまい、場合によっては脱臼をしてしまうほど悪化するケースもあります。
歩くたびに痛みがでたり、運動ができなくなったりと日常生活に大きな支障をきたしやすいのでできるだけ早期に治療をしなければいけません。
では、外反母趾の原因はなんなのでしょうか?
外反母趾の原因
実のところ外反母趾の原因ははっきりとわかっていません。
いくつかの要因が影響し合いながら外反母趾になっていると考えられています。
具体的には以下のような要因です。
- 靴
- 足の形
- 足の指・足裏の筋力低下
- 歩き方
- 病気
- 性別
- 遺伝
ひとつずつ解説していきます。
靴
外反母趾の中で比較的多い原因だと言われているのは靴による影響です。
足先が狭い靴、とくにハイヒールを履くことが多い女性は外反母趾になりやすい傾向にあります。
長時間足先の狭い靴を履くことによって、指が圧迫されてしまいだんだんと変形してしまうからです。
また、ただでさえ空間が狭いのにむくみなども重なってくるとさらに足の指にかかる圧力が増加してしまいます。
足先の狭い靴を履くことが多い方が注意しましょう。
足の形
日本人の足の形には大きく分けて3つあります。
この中で最も多いのがエジプト型、次に多いのがギリシャ型です。
実はエジプト型は外反母趾になりやすいタイプの足の形だと言われています。親指が人差し指よりも長いため、圧迫を受けると外反母趾の形になりやすいのです。
他のギリシャ型やスクエア型は親指が曲がろうとしても人差し指によってある程度守られるのですね。
足の指・足裏の機能低下
体全体のバランスが崩れてしまった結果、足の指がうまく使えていなかったり、足裏の機能が低下しても外反母趾になりやすいです。
外反母趾の方は扁平足になりやすいことを考えると、問題は親指だけではなさそうですよね。
歩き方
歩き方が悪くても外反母趾になることがあります。
もちろん履いている靴の影響で歩き方が悪くなってしまっていることもありますが、それ以外にも
- 地面をするように歩いている
- 歩幅が狭い
などの歩き方はよくありません。
このような歩き方をしてしまうと、足の指・足の筋肉を使わないことが多くなり機能低下してしまいます。
先述したように足の機能が低下すると、扁平足や足の歪みにつながってしまうこともあるので注意が必要です。
病気
関節リウマチや糖尿病を患っている方は、それらの疾患が原因で外反母趾になってしまうこともあります。
このようなケースで外反母趾になっているときは、一般的な外反母趾とは区別して考える必要があるでしょう。
外反母趾自体の治療ももちろん必要ですが、原因となっている疾患そのもののケアをする方が優先度としては高いです。
性別
一般的に外反母趾は女性に起こりやすい疾患です。
日常的に足先の狭い靴を長く履くことも影響していますが、靴を履かない民族を調査したところ、それでも女性の方が外反母趾の発生率が高かったようです。
つまり外反母趾は靴などの外部要因からの影響もありますが、残念ながらそもそも女性になりやすいということを知っておきましょう。
遺伝
遺伝的な要素も関係してくることがあるようです。
家系的に外反母趾が多いと、外反母趾の発生率が高くなる傾向にあります。おそらくですが、足の形が遺伝してしまうことが影響しているかもしれません。
遺伝が関係していると言われると、諦めたくなってしまうかもしれませんが必ずしも外反母趾になるわけではありません。
まとめ
繰り返しになりますが、外反母趾は様々な要因が重なって起こるため「これが原因」というものを上げるのは難しいです。
しかし、毎日の積み重ねで起こっていることは間違いないので日頃からのケアが非常に重要になってきます。
この記事に書いてある内容を参考にして、外反母趾が起こりづらい生活を心がけてみましょう。
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